maru | 育ち盛り伸び盛りの中学生、毎日の学校生活で最大の楽しみといえばやはり“ランチタイム(お昼休み)”でしょうか? 実際この年頃の、特に男子の食欲たるや、ピラニアかブルーギル並の、まさに底なしの食べっぷりです(笑)。 さてコミックス10,5巻によると、青春学園中等部には学食はないようです。なので学生たちはお弁当を持参するか、もしくは購買部でパン等を買うことになります。 ところで我らが青学レギュラー陣はというと、家が自営業を営むタカさんや両親が共働きの菊丸は、忙しい家庭の事情を反映して時に“パン食”もあるでしょうが、他の面々は、大体がお弁当派のようです。 特に特筆すべきは海堂のお弁当です。あの花見弁当のような漆塗りの重厚なお重のお弁当は、思わずクラスメートも遠巻きに、 「おおっ!?」 と感嘆する、母の大きな愛と気合がこもった豪華さ。おそらく十中八九、“2−7の名物弁当”になっていると思われます(笑)。 そもそも男子テニス部は朝錬があるので、お昼休みともなれば、もうお腹はぺっこぺこの筈。ですから桃城の如く、 「弁当だけじゃとてもじゃねーけど足りねーな! 足りねーよ!」 と、昼食第2ラウンドとばかり購買部へ走るのも、体育会系では決して珍しくもないでしょう。 そして、一刻も早く自分のパンをゲットしようと目を血走らせた生徒たちであふれかえったお昼時の購買部は、文字通り弱肉強食のサバイバル。「ハムサンド!」とか「焼きそばパンっ!」と云う殺気に満ち満ちた絶叫と怒号が飛び交う、まさに戦場です。 おそらく日頃、お昼時に購買部へなど近づいたこともないだろう海堂や、万事が受け身な手塚部長などは、その光景に茫然としているうちに結局ひとつもパンを買えずに終わってしまうんじゃないか?(笑)。 ――そう考えると、日々、購買部でパン獲得のために声を張り上げ戦っている(であろう)桃が、アニメ版では人一倍デカくてうるさい声なのも納得できる……ということでしょうかね?(笑) 2007/02/22 まる |