〇X中での練習試合の帰り、校門近くのバス停より
赤也: 「暑っちー」
ブン太:「なー、バスはいつ来るっての?」
ジャッカル:「今が17時…と(腕時計に目を落としてから)、うわ、43分のが行ったとこかよ。ツいてねーな。次のバスはーー」
蓮二: 「18時10分だ」
赤也: 「げー。マジ?」
比呂士:「少し急げば間に合いましたね」
真田: 「バスの時刻を知っていたなら何故言わない、柳?」
蓮二: 「――聞かれなかったからたが?」
真田: 「……………」
ブン太:「アレ自販機じゃん。なぁ、なんか飲まね?」(さっさと移動
比呂士:「……軒並み売り切れてますね」
真田: 「幸村は俺と同じミネラルウォーターでいいのか?」
幸村: 「ああ、そうだな」
真田: (ガッコン。受け口のボトルを幸へ手渡す)
仁王: 「赤ランプだらけで何んにもないぜよ…」(ピ
比呂士:「ちょっと仁王くん。あなたまた…500mlなんて買ってどうするんです!」
仁王: 「わしがナニ飲もうと勝手じゃろが?」
比呂士:「その飲み残しをいつも私に押し付けるのはどこのどなたです?」
仁王: 「そうじゃったか?」
ジャッカル:「…俺も水でいいか――(ガッコン」
蓮二: 「――弦一郎、ミネラルウォーター売り切れたぞ」
真田: 「なに?」
蓮二: 「今のジャッカルので最後だ」(指差す
ジャッカル:「ぶっ」(むせる
赤也: 「真田副部長、Pontaとペプシあるっすよ?」
真田: 「いらん」(即答
赤也: 「嫌いなんすか?」
真田: 「炭酸飲料は飲むと鼻がツーンとするだろう。あれが好かんのだ」
仁王: 「コレ飲むか? 飲みさしじゃから炭酸抜けて飲み頃ぜよ」
真田: 「いらんわっ!」
幸村: 「――真田」(ミネラルウォーターのボトルを放る
真田: 「!」
幸村: 「そろそろバスが来る。バス停へ戻ろう」
ジャッカル:「どうしたんだ赤也、固まって。ほら行くぞ」
赤也: 「……鼻ツーンて……ツーンて…」
――そのキャラでお子様味覚なのか真田副部長!? と確認するのも色々コワい赤也であ
った…
2008/05/13